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HDD【データ障害】

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等より

ハードディスクドライブ等のメディアが故障し、データの読み書きができなくなった状態のこと。

データ障害の種類は主に論理障害と物理障害に分かれる

【論理障害】

論理障害(ろんりしょうがい)とは、データ障害のうち、機器自体は故障していないにもかかわらず、内部の電磁的記録に障害が発生したもの。

具体的には、ファイルシステムの損傷や、OSの不具合、誤操作によるファイル削除などが該当する。ハードディスクドライブの論理障害は、「論理的な障害」「ソフトウェア障害」などと呼ばれる場合もある。また、OSのファイルが消失したり、損傷しているためにコンピューターを起動できなくなった場合、ウィルスに感染してPCがクラッシュしたケース、また誤ってファイルやフォルダを削除してしまったケースも、論理障害に該当します

マスターブートレコード、パーティションテーブルやブートセクタなどが、突発的なエラーや誤操作によって損傷を受けた場合、パーティションが認識されなくなったり、OSが起動できなくなることもある。また、ファイルの管理領域であるマスターファイルテーブルやファイルアロケーションテーブルが、突発的なエラーなどによって損傷を受けた場合、ファイルにアクセスできなくなるなどの不具合が生じます。

---ご注意---

論理障害の場合であれば殆どの場合は復元、救出は可能と思われると思いますが状態により論理障害であっても復旧の可能性は、発生した不具合や実施した誤操作の内容、OSおよびファイルシステムの種類、そして障害発生後実施した処置に左右される。特に、障害発生後に実施した措置によっては、データ復旧の可能性が完全に失われてしまう場合もあります。




【物理障害】

物理障害(ぶつりしょうがい)とは、データ障害のうち、ハードウェアなど機器自体に発生したもの。

ヘッドクラッシュや、PCB(ハードディスクドライブの基盤)不良、スピンドルモーターの不良やベアリングの焼きつき、プラッターのアライメントが狂ったもの、ハードディスクドライブのファームウェア不良、メディアダメージや不良セクタ、メディアの熱膨張によるオフトラックなどは物理障害に該当します

上記のような故障が発生した場合、ハードディスクドライブが異音を発する、アクセススピードが著しく低下する、ハードディスクドライブがスピンしない、ハードディスクドライブがBIOSで認識されないなどの症状が代表的です。また、ハードディスクドライブを水没させてしまったり、火災などで燃えてしまった場合、ハードディスクドライブを落とすなどして外的な衝撃を与えてしまった場合や、停電や強制終了などによってシステムを正常に終了させられなかった場合や、高温・多湿な環境でハードディスクドライブを長時間動作させた場合、経年劣化などによっても発生します


論理的な障害であれば、市販ソフトを利用することによって、データの復旧が可能となるケースもありますが、ヘッドクラッシュなどの内部の物理障害は、クリーンルームなどのクリーンな環境でハードディスクドライブを分解し、ハードウェア的な修復措置を実施しなければデータを復旧することが出来ない場合があります、

※ただ、内部分解にいたっては大手業者であっても最終手段です。大容量の時代となり磁気密度が以前からすれば数千倍に上昇している現在では、相当に難しい状態となっています。また、この磁気密度の上昇が以前からすれば故障率の上昇につながっています

しかしファームウェアの不良や、PCB(ハードディスクドライブの基盤)不良、システムエリアの不良などは、状態にもよりますが特殊ツールを用いるなどしてHDD自体の復旧、もしくは本体の復旧ができない場合でもデータの救出、復旧、復元作業が可能な場合も多数あります